2020年 東京オリンピックは私たちに何をもたらすか②

こんにちは。ちゅん太郎です。

2020年、東京オリンピックが私たちに何をもたらすか。前回は一般的なオリンピック開催によるメリットを挙げていきました。今回はより2020年にフォーカスした内容になればと思います。

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↓↓前回の内容を確認したい方はこちら

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2020年 日本は世界に何を発信するのか

前回の記事にも挙げたようにオリンピックは、世界に向けて日本をPRする絶好の機会です。1964年の東京オリンピックでは、第2次世界大戦の敗戦からの復興を世界にアピールしました。2020年の日本は何を世界に発信していくのでしょうか?

 

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リオ五輪北京五輪のパターン

直近で言えばリオ、北京などは前回の東京と同様に自国の発展を世界にアピールし、オリンピックを開催できる経済力を身につけたことを世界に発信しました。しかしながら、日本にこれを当てはめることは難しいでしょう。日本は既に国としての成長期を終え、成熟期にあります。派手な演出や前回の東京オリンピックをイメージした大会は今の日本にはマッチしないのは間違いありません。東京が参考にすべきは2012年のロンドンオリンピックでしょう。

 

ロンドン五輪のパターン

2012年のロンドンオリンピックはイギリスという先進国で行われたオリンピックでした。このオリンピックでは今のイギリス社会のあり方を示したのではないかと考えています。

例えば、ボランティアの積極的な活用が挙げられます。この大会では「ゲームズ・メーカー」や「チーム・ロンドン・アドバイザー」と呼ばれるボランティアの方たちが観光客への対応を行い、大変注目されました。これは、ボランティアでも運営の一端を担えるほどにイギリス国家や国民が成熟しているというという印象を与える一翼をになったと思われます。

それに加えて様々な「多様性」を印象づける演出も多い大会でした。開会式では民族の歴史が表現され、競技ではハーフ選手の活躍が目立ちました。現在の多民族国家イギリスをアピールしていたのではないでしょうか。

まとめるとロンドンオリンピック現在の多民族国家イギリスの成熟や多様性をアピールした大会だったと言えるでしょう。

 

日本の立ち位置。ポスト経済大国

日本もイギリスと同様すでに社会としては成熟期にあり、今の日本がどういう社会なのか、これからの日本がどうなっていくかをアピールしてく大会になると思います。

これまでの日本がどんな国であったかを考えると、1番は経済大国としての日本でしょう。経済力によって世界での影響力を保っており、世界から見ても経済大国の印象が強いと思われます。しかしながら少子高齢化、人口減少社会ということを考えれば経済的には衰退期に入り、かつての“経済大国 日本”の地位はいずれ失われることでしょう。日本が世界で影響力を持ち続けるために経済に変わる何かを世界にアピールする必要があります。

2020年 東京オリンピックはポスト経済大国としての日本を世界にアピール機会だと思いますし、私たちからみれば将来の日本をどう作っていくかを知る機会でもあると思います。

 

オリンピックを単なるスポーツの祭典だけでなく世界に向けてこれからの日本のあり方を示していく大会でもあると考えるとスポーツに興味がない人もオリンピックが楽しみになってくるのではないでしょうか?

 

ぜひ誰かに話てみてくださいね!バイちゃ!